2023年1月13日
朝散歩に西の浜へ向かう途中。あれ、あの犬は見覚えあるぞ、と思った。
ご近所の住宅地探検と言うか、まだ歩いたことのない所をカナデと歩いていると、物静かなグレーのむく毛が立ち上がった。この犬はハスキーだろうか、尻尾が巻いているからアラスカンマラミュートなのだろうか。
下腹部も被毛に覆われて性別もよくわからない。
おとなしくて、フレンドリー、体が大きい。
そして名前が知りたいと思った。
カナデはそこのお宅の外構フェンスに鼻を突っ込んで(おはよう、おはよう)と挨拶している。
カナデに訊けば牡か牝か、歳はどれくらいかは教えてくれるかも知れないが、悲しいかな、それを聞き出す手立てはない。
今朝は運良く飼い主さんとお会いできた。
(アタシ、知っているわ、好き好き)
と、喜ぶカナデ。
「おはようございます。いつもお宅の前を通る時に、ウチの柴犬、カナデといいますけれど、挨拶させてもらっているんですよ。ずーっとお名前を知りたかったんです。」
「へえ〜、そうなんですね。スターク、といいます。」
「スターク!女の子ですか?男の子ですか?」
「牡で5歳になりました。」
(アタシはね、カナデ、2歳8ヶ月よ、飼い主さん)
「いい子だねえ。」と言われつつ、カナデは飼い主さんに頭を撫でてもらった。
「いつも仲良くさせて頂いているんですよ。スターク君、お名前を知ってスッキリしました。ありがとうございました。」
と挨拶してその場を離れた。
しばらく歩いて、しまった!犬種の謎が解けていないことを思い出した。ハスキーかマラミュートなのか。そこが問題だ。
今度会ったら尋ねてみるよ、カナデさん。