柴犬の避妊手術、翌日。
2023年12月12日
朝散歩の相棒がいない。
そうだ、昨日からカナデは避妊手術を受けて経過観察などもあるから一晩入院したのだ。
カナデの体に気を病んだ僕は鼻風邪をひいた。日頃から腹圧をかける職業柄もあるが、クシャミが引き金となったか、鼠経ヘルニアになってしまった。
やはり、イヌ神様のバチがあたったのかもしれない。
腸が出てこないようにクシャミに気をつけつつ、朝の10時に病院へお迎えに行く。
病院で受付を済ませると「家に帰る前に痛み止めの注入をするので、しばらく待合室でお待ちください。」と、なり未だカナデには会えていない。
様子が気になりドアの隙間から覗き見した。
「いた!」
怒ったり、暴れてはいないな。
「どうぞ〜」と声がかかり処置室に通されて
カナデと24時間ぶりの対面。
あれ、あまり喜びを表さないぞ。
尻尾は振らない、前脚を上げて絡んでこようとしない、眼力は弱め。
うーむ、僕に対して(アタシ、酷い目にあったのよ、迎えに来るのが遅い!)と、怒っているのかも。
「どうですか、カナデの入院中の様子は?イイコにしていましたか?」
「いえ、まったく。点滴用の針を静脈から取ろうとしたら、大暴れして必死の抵抗、鎮静剤を打ちました。それに麻酔から目が覚めたら点滴のチューブを手繰り寄せて、真ん中から切断しちゃったんですよ。」と、医師からのため息交じりのコメントを頂いた。
まあ、カナデだと、そうなるはな、と納得。
そして、お会計。
動物病院は保険がないから全額負担。
任意の犬用の医療保険に加入はしているが避妊手術や出産に伴う医療費は保険金の支払い対象ではない。
閲覧する方へのご参考に今回の柴犬の場合の費用を記しておこう。病院の立地は神奈川県。
手術費 ¥35,000-
追加の鎮静剤 ¥3,000-
一日入院と、術後の痛み止め7日分、
抗生物質が5日分の処方とエリザベスカラー代、消費税とで¥17,000-
合計のお支払い額は¥55,000- 也
「さあ、カナちゃん、お家へ帰ろう。」
カナデを抱き上げて後部座席に乗せる。
「カナデ、ゴメンね、痛いよね。」
と、言いながら頭を撫でて、鼻梁をさすった。
(いいのよ、ジロさんは嫌いになってはいなよ)
と、掌をペロリペロリと舐めた。
「さあ、発車するよ。」
「ハーニャ」と、声を出すカナデ。
帰宅して縫合した傷を確認。
あちゃ〜、やはり痛々しい。
ご飯の量は通常の1/4から徐々に戻してゆくようにと獣医さんから指示あった。
今日はゆっくり休んでね、カナデさん。