春の、テトラポット。
2023年3月9日
今朝も春を探しに行こう。
ツクシ見つけた!結構伸びている。
僕的には気分が上がったのだが、カナデはスルー。
浜に着くと、ふと、テトラの先まで行ってみようと思い立った。
「カナデ、テトラに登ってみようよ。」
(えー、ちょっと怖いかも)
「カナ、怖いの?尻尾下がってるよ。」
視線の先はこんな感じ。
「ええ〜、いいと思うけどなジロさんは。
海の水の色がきれいじゃん。もっと先端まで行ってみよう。」
(だから、アタシは怖いんだってば)
(ひい〜、ここは大丈夫なの?崩れたりしないでしょうね。)
少し慣れてきたかな。
「はい、じゃあ砂浜に戻ろう。」
(ハイ、そうしますとも)
初めて会う赤柴さんに会えば、わーい、と尻尾は元通りに巻いてすっかりご機嫌さん。
「おはようございます。初めまして。」
「お互い気が合うみたいですね、お名前は?お近くにお住まいですか?」
「なるほど、民子ちゃんですね、もうすぐ4歳、ああ、お隣の街からですね。ウチはカナデといいます、もうすぐ2歳ですよ。」
「いやあ、いきなり仲良くなりましたね、こんな事、珍しいですよ。」
「ホントですね、民子もとっても嬉しそう。」
よっぽどウマが合ったらしい。
また会えるといいね、カナデさん。