修行の道は続く。
2022年2月5日
カナデさん、今日は疲れちゃったかな。
犬を過剰に怖がらない、が、課題のカナデ。
もちろん、危険回避行動であり、不用心が過ぎても困る訳で、正常な行動ではある。
ただ、気の合う友達ができると、人生、否、犬生が明るくなることは、確か。
楽しいことは、良いことだ。
そういう親心で3回目のドッグランに連れて行く。
今日は土曜日、犬達がワンさか居るに違いない。カナデにとっては修行だ。
「カナデ、またドッグラン、行くよ。」
(ドッグランねえ〜、アタシ、いまいちピンとこないのよね)
「そのうち楽しくなるよ、きっと。」(そうかなあ?)
「はい、お散歩だ、ハーネスつけて。」
車で移動すること15分、公園のドッグランに到着。
わあ、今朝も結構居るねえ。
あら、お誂え向きにもセントバーナードが居る。しかも3頭も。大は小を兼ねる、と言うから、超大型犬が怖くなくなれば、大抵の犬については寛容になるんじゃないのかな。
「カナちゃん、見てごらん、セントバーナードいるよ、やっぱりデカイなあ、牛みたいだね、って、牛は見たことないか。」(ウシ?)
「こんにちは。はじめまして、生後9ヶ月で社会勉強中なんです、挨拶させてもらってもいいですか?」
「はい、どうぞ。」
セントバーナードの飼主は快く返事してくださった。
(ちょ、ちょっと!また、ずいぶんと大きな犬、ジロさんと来ると、いつもそうなんだから)
前に来た時にはグレートピレニーズだったね。
「お名前、なんですか?」
「フクですよ。」「この子はカナデといいます。」
「女の子?」「いいえ、男の子です。」
「フク君、おいで、匂い嗅いでみる?」
と、 僕ば手の甲を差し出すと近寄ってきた。
「顔が大きくてふかふかで可愛いねえ。」フク君の顔や首を撫でて「カナちゃん、ほら優しいよ」(アタシはいいから)と、距離を遠くに保つカナデ。
「何歳ですか?」「今は3歳です。」
「体重は50キロくらいですかね?」「そうですね、それくらいです。」
「男の子にしては小さめですかね。」
「そうですね、だいぶ小さい方です、ほら、あちらは80キロあるらしいですよ。」と、遠くに居るほうを指す飼主さん。」
「あのう、柴犬のブログ書いているんですけど、フク君を載せてもいいですか?」
「あ、どうぞ」
「ありがとうございます。ほら、カナデ、ツーショット写真撮らせてもらおうよ、もっと、こっち来て。」(エーッ!)
(ホントに、来ちゃたわ、ちょっと怖い)
「ヒ〜!」
「大丈夫だってば。ほら、フク君伏せしてくれたよ、優しいんだねえ。カナデもこっち向いて伏せして。」
(こんな感じ?)「そう、そう、怖くなくなってきたでしょ。」
「じゃあ、アングル変えてみるからね。」
カナデのリードを外して、背中を撫でた。大丈夫、大丈夫。
「いいねえ、カナデ、よく頑張った!」
フク君と飼主さん、ありがとうございました。
今日の犬友修行は終わり。
カナデさん、 だいぶ相手次第では馴染めるようになってきたね。この調子で勉強していこう。
「カナ、おやすみ。」