黒柴は見た。
2022年1月24日
「カナデ、台所には入っちゃダメだよ。」
料理中に灼熱の油がハネたり、包丁が落ちてきたりと、厨房は危険がいっぱい。
(ゴハン、まだなの?) 隙間から、ガン見してプレッシャーをかけてくるカナデさん。
「今ね、作っているからね。」と僕。
「キュイーン、キュイーン」(早く、早くしてよ〜)と、騒ぎまくる黒い影。
「だから、もうすぐだから、待ってて!」「ギャオーン」
「カナちゃん、騒ぎ過ぎだから。はい、できました。こっち来て。」
居間にカナデを誘導して、「スワレ。」(ハイ、座りました!)
ゴハンの器を床に置きつつ、「マテ。」カナデは唾を飲み込み (云われてないけど、フセもできるのよ!)
僕は10秒くらい待たせてから「ヨシ!」と声をかけると、カナデは素早い動きで器に突進、勢いよくガツガツと早喰いする。
そして、あっという間に完食。
「そんなに慌てて食べなくてもいいのにカナデさん、横取りしないから。」(ゲップ)
カナデがやってきて3週間が過ぎ、躾は順調に進んでいる。
散歩時のリードの引っ張り癖は、ほぼ解消。
散歩から帰ると、玄関前で「ブルブル」。
家に上がる前の脚拭き。
少しなら爪切りもできるようになった。
問題は、歯磨きなのだ。
4回目の挑戦はこれ。
人間の歯間ブラシの先だけを利用して、ゴムの指抜きに穴を空けてそこに
ブラシを通してあります。
指で歯を触ることは許してくれるカナデは
果たして歯磨きをさせてもらえるのか。
ジロさんの挑戦はつづく。