里親になって二週間、爪切りと歯磨きは?
2022年1月14日
黒柴カナデさんの里親になって二週間となった朝は、雲一つない快晴なり。爽やか〜。
「さあて、カナちゃん、今日は南の海岸に行くよ。」と、声を掛ければ(ん?どこかしらん?)
キョトンするカナデさん。
カナデは臆病な性格なので、新しい刺激を楽しめるように、また迷子になった時にでも、家に戻って来られるように、まだコースを定めずに四方八方あらゆる道を歩かせている。
「ツイテ」の歩行訓練は順調に改善されつつあり、今は下り階段で引っ張らないよう
にすることと、平地では角を曲がる度に「ミギ」「ヒダリ」と声掛けしている段階だ。
これを覚えてくれたら山や雑木林を一緒に歩いてみたいな。
「カナデ、こっち、おいで〜」(はいはい、次はどっち行くの?)
だいぶ信頼関係が築けてきたと感じたので、そろそろ歯磨きと爪切りを開始
しようと思う。
家に帰って食事をあげて一休み、落ち着いたら僕はカナデの口の中に指を入れて
歯や歯茎をいじりまわす。相手が人間だったら間違いなく人権侵害だよな。
指は無事でありカナデに噛まれることはない。
指を口から外して真っ黒い鼻先をチョンと触われば、カナデは指先をペロッと舐めた。
「カナちゃん、体は小さいけれど、案外犬歯は長いじゃん。カッコいいよ。」
ホントに小型のオオカミみたいだな、と感心する。
さあて、条件は整った。歯ブラシを持ってこよう。
(続・爪切りと歯磨きは?につづく。)