久しぶりの、南の浜。
2024年1月25日
仕事と終えて大急ぎで帰宅、
「カナデ、散歩行くよー。」
(ラジャー)
おっと、今日はハーネスの装着に協力的だ。
できればノーリード、で散歩に行きたいとカナデは考えている。
いつもは玄関までは喜んでついて来るが、1メートルくらい自分との間を置く、ハーネスや外出用のカラーを持つと、逃げて行ってしまう。
もうね、諦めなさいよ、カナデ嬢、2年間もこれの繰り返し。
「これ、付けないと、散歩に行けないよ。」
(え〜、そこは何とかなりませんか)
執着心が強いというか、粘り強い頑固さだ。この攻防でだいたい5分は費やしてしまう。
でも、結局最後は(仕方ない、折れてあげるわよ)と、ハーネスを付けさせてはくれる。
あ〜疲れた。仕事の疲れをドッと感じた。
玄関を出るとスタスタと早歩きで南の浜へと向かう。最近では少しずつ日没時間が伸びてきた。
(ハア、着いたね)
(とりあえず、私は枝を齧って遊そんどくわ、どうぞお構いなく)
「カナちゃん、もう外が暗いから、移動するよ。」
(そうね。)よっこいしょ、と立ち上がってブルブルをキメた。(エヘ)と笑顔で歩き出す。
「何枚か写真を撮っておこうね。」
「ようし、上手く撮れたかな。」
それじゃ、帰ろうね、カナデさん。