黒柴、スリラーか?
2023年1月2日
屋外は寒いので軟弱なジロさんは家の中でカナデの遊びに付き合います。
カナデのお気に入りのオモチャには、ドジョウのぬいぐるみとゴム製のボールがあるのだが、半年くらい前よりドジョウを咥えてボールを見ればボールが欲しくなり、ボールを咥えようとすればドジョウがポトッと落ちる、再びドジョウが欲しくなり咥えようとすると、今度はボールがコロンと落ちるを繰り返している。
(ドジョウ、ボール、ドウジョウ、ボール、やっぱりドジョウ、いやいやボールよ)
まるでロボットがバグっているみたいな状態に陥って、しかしもずっとそれを続けていた。
口が一つしか無いイヌの不毛な動きが気の毒になって、
「カナちゃん、両方は無理だよ。どっちかにして。」(イヤダ、両方とも欲しい!)
と、欲張りなカナデは全く聞く耳はなし。
しかし、そこは執念深いカナデ。諦める、という事はしない。
しかし、カナデは時間をかけて成し遂げた。
僕がドジョウとボールを同時に投げると、ボールを咥えてドジョウのすぐ隣に運び、あるいは重ねたところを一挙に咥え同時に運んで来た。
偶然ではなく、3回連続して二つを同時運んでみせた。
「カナちゃん、スゴイスゴイ、遂にやったね、頑張った。」身体中を撫で回して褒めれば、ドヤ顔のカナデ。
無理だ無理だとこれまで言ってきてゴメンね、ジロさんの完敗だよ。
最近では自信が出てきたから(戯れて遊びなさいよ)と、このポーズと表情を見せる。
マイケルジャクソンのスリラーを彷彿させるのよ、カナデさん。