短いかなあ?アンヨ。
2023年2月7日
朝散歩は曇り空。
「カナデ、ちょっとここに立ってみて。」
(はい、こんな感じ?)
「そうそう、その調子、写真撮るよ〜。」
パシャ、パシャ、パシャ。
笑顔が上等なカナデさん。普段、躾で「カワイイよー」「お利口だ」と褒めて伸ばすに努めているから日頃からご機嫌ちゃんの柴犬に育った。
育った。確かに育った。
しかし、かなちゃん、アンヨ、ちょっぴり短くない?牝だから牡よりは短かくなるとは思うけれど。
ま、それも個性で可愛いいんだけど、先代が牡の秋田犬だったから目の慣れの問題なのかな。
2023年2月8日
朝散歩は近所の公園のイノシシパトロール。
「何か匂う?」
(クン、クンクン)
この、落ち葉の無い所は歩いた跡かなあ。怪しいぞ。
「よし、パトロールはおしまい。アップ君、居るか見に行こう。」
カナデの大好きな牡柴さんのお家の方角へ歩き出す。期待で胸が膨らむのか、足早になるカナデ。
「クウ〜ン、クウ〜ン」(いらっしゃるの?)
(きゃあー、おいでになるじゃない!)
尻尾はブンブン。
「スゴイね、カナデは。積極女子だね。」
しかし、柴時間の4歳年上って、人間で言ったら20歳も年上になるんじゃないかなあ、カナはオジサン好きだよな。
「はい、じゃあ、そろそろ帰るよ。アップ君にバイバイして。」
そこからの帰り道。
カナデはやたらに僕の言うことを聞き、普段よりとってもイイ子になっている。下り階段の完璧さは過去最高の出来だったと思う。
なんでだろう、不思議だな。
アップ君に会わせてくれた事への感謝なのか、それともボスの面前でデレデレしたところを見せてしまった事への穴埋めなのか。謎。
それにしてもアップ君は足が長かったね、カナデさん。